【2026.8】「新しい認知症観によるケア」について

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孫の手だより2026年8月号は「新しい認知症観によるケア」について。

認知症への考え方も日進月歩で進化をしており、ケアに関わる方々の知識や技術も日々アップデートしていくことが大切です。〝何もわからないだろうから〞〝本人に判断は難しいだろうから〞と思い込み、ご家族や周囲の方だけで決めてしまうと、ご本人に想像以上のダメージをもたらしてしまいます。
認知症ケアがご専門で、認知症本人の声を起点に、新しい認知症観によるケアと地域づくりを推進してきた、認知症介護研究・研修東京センター センター長特命補佐の永田久美子先生に詳しく話を伺いました。

新しい認知症観とは?

認知症になっても希望をもって、住み慣れた地域で仲間とともに暮らし続けることができる

従来の認知症観では、「認知症になったら何もわからなくなる、できなくなる」と思い込み、認知症本人自身 が落ち込んだり、自信や気力、生きる力をなくしてしまったりするケースが後をたちませんでした。

しかし実際には、何もできなくなるわけではなく、わかること、できることはたくさんあります。秘めている力を発揮して、住み慣れた地域で仲間とつながりながら、希望をもって、自分らしく暮らし続ける人たちが増えています。また、それが可能な時代になってきています。こうした新しい認知症観に切りかえていくことがよりよい暮らしとケアのカギであり、政府の認知症施策推進基本計画の最重要課題になっています

認知症の症状とケアの関係性

〝かかわり〞と〝環境〞により作られた障害が多い

認知症の周辺症状(BPSD)は病気の進行により〝必然的に現れるもの〞と捉えられがちですが、そうではありません。BPSDは、病気の初期段階でも顕著に出ることが多く、かかわり方や環境によりその現れ方は大きく左右されます。ご本人にしてみれば、かかわり方や環境が合わないと混乱が起きやすく、激しい症状となって現れるのです。BPSDは、病気による症状というよりも、環境等による〝作られた障害〞である場合も少なくありません。

本人はかなり自覚がある。責められることで防衛体勢に

認知症になって忘れ物が多くなったりすると、周囲の人は「また忘れたの?」「私たちがやるから手を出さないで!」などとつい言いがちです。しかしご本人なりに何かしら気づいており、本人自身がいちばん悔しい、つらい思いをしています

責められていると感じてしまうことも多く、そのひと言が、〝傷口に塩を塗る〞ことになりかねません。本人は自分を守 るために、「そんなことない!」「ちゃんとできる!」と防衛的になったり、緊張が続くと、激しい言動になったりしてしまうことも。それらは本人のSOSです。本人の問題を指摘するような言葉や眼差しになっていないか、注意が必要です。

認知症本人の声を起点に

自分なら何を言われたくないか、自分事として考える

ケアの専門職の場合、「自分はケアする専門職、本人はケアされる対象者」という一方的な関 係性や見方になりがちです。しかし専門職の方こそ、まずは自分事として、〝自分が言われたくないことは、ご本人にも言わない〞ということを徹底する必要があります。自分なら、どう言ってもらえたらほっと安心できるか、味方だと感じるのか、を常に考えることが大切です。

ここで少し、こんなことをしてしまっていませんか?という例を挙げてみます。


【ケース➀】
医師の前で、本人を抜きに家族周りがどんどん話をしてしまう

医師から「今日はどうされましたか?」と尋ねられると、付き添っているご家族やケア職員が本人を蚊帳の外に置いて、症状やお困りごとなどを、どんどん話してしまうようなケースです。これをしてしまうと、本人は恥をかかされた思いになり、自分の言いたいことを言えず不満や不信感がつのります。あくまで治療を受けるのはご本人であり、決めるのもご本人です。そんなの無理、と決めつけずに、本人に「どう?」と促し、本人が声を出せるチャンスを作ってください。付き添いとして伝えたいことがあれば、メモを用意しておき医師にそっと渡すようにしましょう

【ケース➁】
中等症・重症で言葉が出ないので、周りだけで決めていく

認知症が進むと、なかなか言葉が出にくくなっていきます。そうなると本人はわからないと決めつけ、周囲の人間がすべて決めてしまうようになりがちです。言葉が出にくい人ほど胸の中には思いが詰まっています。本人は自分の思いが伝わらないもどかしさや憤りから、不穏になったり、逆にあきらめてしまい動かなくなったりします。

言葉にならない「あ〜」などの声や表情など、全身のサインで本人は思いを発信しています。特に快/不快は、認知症が重度でも本人は全身で表しています。周囲の人が「あっ、イヤなんだな」など本人のサインを受け止めて対応していると、それはちゃんとご本人にも伝わります。本人の反応に応じて、不快を減らし、快を増やす関わりで、お互いが少しでも心地よく過ごせる時間を1日の中で増やしていきましょう。


【ケース➀】
医師の前で、本人を抜きに家族周りがどんどん話をしてしまう

医師から「今日はどうされましたか?」と尋ねられると、付き添っているご家族やケア職員が本人を蚊帳の外に置いて、症状やお困りごとなどを、どんどん話してしまうようなケースです。これをしてしまうと、本人は恥をかかされた思いになり、自分の言いたいことを言えず不満や不信感がつのります。あくまで治療を受けるのはご本人であり、決めるのもご本人です。そんなの無理、と決めつけずに、本人に「どう?」と促し、本人が声を出せるチャンスを作ってください。付き添いとして伝えたいことがあれば、メモを用意しておき医師にそっと渡すようにしましょう

【ケース➁】
中等症・重症で言葉が出ないので、周りだけで決めていく

認知症が進むと、なかなか言葉が出にくくなっていきます。そうなると本人はわからないと決めつけ、周囲の人間がすべて決めてしまうようになりがちです。言葉が出にくい人ほど胸の中には思いが詰まっています。本人は自分の思いが伝わらないもどかしさや憤りから、不穏になったり、逆にあきらめてしまい動かなくなったりします。

言葉にならない「あ〜」などの声や表情など、全身のサインで本人は思いを発信しています。特に快/不快は、認知症が重度でも本人は全身で表しています。周囲の人が「あっ、イヤなんだな」など本人のサインを受け止めて対応していると、それはちゃんとご本人にも伝わります。本人の反応に応じて、不快を減らし、快を増やす関わりで、お互いが少しでも心地よく過ごせる時間を1日の中で増やしていきましょう。

孫の手だよりデータ版

どんな人が訪問マッサージの対象になりますか?

年齢や傷病、症状によらず、どなたでも施術を受けていただけます。

10代から90代まで、幅広い年齢の方からご依頼をいただいており、施術をさせていただいています。どういった症状かといったことや、症状の強さ、要介護、要支援のレベルなどは関係なくどなたでもご利用いただけます。

健康保険を利用した施術も可能

訪問マッサージは、必要な手続きを取ることで、健康保険(医療保険)を利用して施術を受けていただける場合もございます。詳細は無料体験マッサージの際に皆さまにご説明させていただいております。

介護保険がいっぱいになってしまった方でもご利用可能

訪問マッサージは介護保険を使わないサービスなので、介護保険を利用されている方にも健康保険を利用した施術を受けていただけます。※時間が被らなければ、同じ日でも問題ありません。

生活保護受給者の方や、マル障をお持ちの方もご利用可能

生活保護受給者の方や、マル障をお持ちの方もご利用いただけます。
※障がい者手帳ではございません。

患者様の声

※いずれもお手続きが必要となります。
無料体験マッサージの際にご説明させていただいておりますのでご安心ください。

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